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ごきげんさまです!いっきょう@影褒め亭です。 影褒めLUCK GO!その1007 ==名びら==== 良かれと思ってが、傷つける いつでも話を聞くからね ========== 良かれと思ってが、傷つける先日、ヤングケアラーの方の講演とワークショップに行ってきました。 『子どもでいられなかった私たちへ』という著書を出されている、高岡里衣さんという方のお話です。 9歳から24年間、難病のお母様に寄り添いながら、介護を続けてこられました。 1点だけ、焦点を絞ると、ケアラーに対して、当事者ではない第三者がどう関わるか、でした。 良かれと思ってかける言葉が、相手を傷つけてしまうことがあります。 「親孝行は今しかできないんだからしっかりしなさい」 「あんたが頼りなんだから」 言ってる本人は、善意や励ましのつもりです。 当事者にしかわからない苦しさがある中で、分かったようなことを言われても、否定できない。 「そういう声をかけてほしいわけではない」と返せば、「心配してあげたのに」となる。 もう何も話さないほうがいい、と蓋をしてしまう。 蓋をしてしまうと、その存在が見えなくなってしまい、 社会全体で認知されず、課題として考えられなくなるんです。 自戒と反省を込めて、その悪循環の重さを感じました。 でもこれ、ヤングケアラーに限った話ではないんですよね。 家族も、職場も、コミュニティも、同じやな、と思いました。 受験や、友達関係の悩みの渦中にある子どもらに同じことをしてないでしょうか。 いつでも話を聞くからねでは、どう関わればいいのか。 いま、ぼくが実践しているのは、「主語はどこにあるのか」を考えることです。 自分が言いたいことなのか。 相手が望んでいることなのか。 一歩立ち止まり、息を呑んで、「相手が本当に求めていることは何だろうか」と考える。 この話を妻に共有したところ、人から言われて嬉しかった言葉を教えてくれました。 「いつでも話を聞くからね、遠慮なく言ってね」 その場限りの口先だけでなく、別れたあとに、LINEでも改めて、同じメッセージを送ってくれたそうです。 「この人は本当に自分のことを気にかけてくれているんだ」 深く救われた、と言っていました。 気にかけてくれる存在がいるから、これからもやっていける。 まずは、そうした安心できる関わり方から、だと感じました。 意見やアドバイスを伝えることの裏には、「それを実行しなさい」という命令が潜んでいるんですよね。 相手が「アドバイスをもらって行動したい」というフェーズにいれば、問題ありません。 そうでなければ、苦痛でしかないんです。 振り返ると、結構傷つけたことがあるんじゃないかと反省しています。 あなたは、いかがですか。 それでは今日も一日、影褒め LUCK GO!
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木本努(いっきょう) キャリアコンサルタント × 落語家 × 両立支援コーディネーター 「支援者が、一番支援を受け取りにくい。」 落語14年・営業30年。笑いを入口に、支援者自身の気づきと許可を引き出す「腹落ち」ワークショップを提供。メルマガ「影褒めLU CKGO!」860号継続中。
~完璧主義という病からの脱却と、自己編集権の奪還~ ごきげんさんです。 現代のビジネス社会、とくにハイキャリア層を蝕むもっとも深刻な病理。それは「無謬性(むびゅうせい)への強迫観念」であると言えるでしょう。 「リーダーは間違ってはいけない」「失敗はキャリアの汚点である」。 そんな完璧主義の鎧をまとい、息苦しさを感じているエリートは少なくありません。しかし、私が14年間身を置いてきた落語の世界、そして梅棹忠夫が説いた情報の生態学的な視点に立てば、その価値観は完全に逆転します。 失敗とは「エラー」ではありません。それは、あなたのキャリアという物語を面白く、かつ強固にするための「貴重なデータ(資源)」なのです。 今回のニュースレターでは、第3の柱である「構癒(こうゆ)」をテーマに、失敗という名の「負債」を、笑いという技術で「資産」に書き換えるアルゴリズムを解剖します。 私の個人的な恥多き体験談——キャリアコンサルタント試験における不合格の記録——を解剖台に乗せ、いかにして「折れない心(レジリエンス)」を設計するか。その構造工学を提示しましょう。...
~型を身につけ、時間の略奪者から卒業する~ ごきげんさんです。 キャリアを積んだ責任ある立場の方とお話ししていると、ある共通の悩みをお持ちであることに気づきます。 「熱意を持って話すと、独りよがりになって部下が引いてしまう」 「かといって論理的に話すと、退屈な説明になって心が動かない」 組織を動かす「情熱」と、市場を生き抜く「冷静さ」。この矛盾する2つの力を、どうコントロールすればよいのでしょうか? 実は、その答えは400年の歴史を持つ「落語の技術」にあります。 私はキャリアコンサルタントとして活動する傍ら、14年間落語の高座に上がり続けてきました。その経験から、リーダーの伝え方に革命を起こす「熱狂9割・冷静1割」の黄金比率についてお話しします。 あなたのキャリアをさらに飛躍させる「編集長マインド」を、ぜひ持ち帰ってください。 なぜリーダーの熱意は空回りするのか? 組織を牽引するには情熱が必要です。しかし、リーダーが感情を100%解放して「熱狂」してしまうと、コミュニケーションは失敗します。なぜなら、それは聴き手にとって「過剰な情報」となってしまうからです。...
~400年の知恵に学ぶ、聴衆を主役にする「時空間」制御システム~ ごきげんさんです。 現代のビジネスの現場、とくに責任ある立場の人々の会話を観察していて、ひとつ、奇妙な現象があることに気づきます。 それは、「沈黙恐怖症」ともいうべきものです。 会議で、商談で、あるいは部下との面談で。ふと会話が途切れる瞬間の「間(ま)」を、まるで放送事故か何かのように恐れ、あわてて意味のない言葉で埋めようとする。 「なにか喋らなあかん」と焦れば焦るほど、言葉は軽くなり、場の空気は弛緩していく。 そんな経験、おまへんか? しかし、私が14年間学んでいる落語という世界では、この認識はまったく逆になります。 沈黙とは「空白」ではない。「機能」なのです。 落語において、演者が口を閉ざすその瞬間こそ、聴き手の脳がもっとも激しく回転し、物語に参加する時間となる。 私はそれを「間力(まぢから)」と呼びます 。 言葉で説明するのではなく、時間と空間を制御することで、相手の脳内に直接、情景を映写する。 いわば、コミュニケーションにおける「時空間」の支配術です。...